回鍋肉の作り方

料理が好きでよく自分で作ります。というよりも、金をかけずにうまいものを食いたいという執念のゆえでしょうか。外食するにしても庶民的な価格の店にしか入らないせいか、「これなら自分の方がうまく作れる」と思うことしばしばです。

妻の実家の九州の田舎に住んでいた頃は、ベーコンなども作っていました。豚のバラ肉塊を買ってきて塩づけし、スモークチップで何時間か炙ってやるというものです。素人仕事ではありますが、スーパーで買ってくるベーコンの数倍はおいしいのです。

さて、今日は回鍋肉の作り方について書きます。とは言っても、このブログはソフト開発に関するものなので、まぁ最後まで読んでみてください。

この料理も好きでよく作ってきました。学生時代、大学の近くに中華料理屋があり、貧乏学生としてはちょくちょくはいけなかったのですが、当時としては最高のごちそうでした。味の素などから出ているレトルトなどを買ってきては真似てはみたのですが、全くうまくいきません。

よく作るとは言っても、料理教室等に通うつもりもなくすべて自己流なのですが、それがいけなかったですね。長年にわたって失敗ばかりしていたのですが、回鍋肉をうまくつくるコツというのが、間抜けなことに、最近やっとわかってきました。とても簡単なことだったのです。

野菜と調味料を一緒にしてはいけない

ということです。そんなアホなと言われるかもしれませんが。回鍋肉の失敗の原因は(他の多くの料理にも当てはまるのですが)、野菜と調味料を混ぜてしまうことです。そうしてしまうと、野菜の水分が滲み出てしまい、ベチャベチャになってしまうのですね。そうして、せっかくの調味料(この場合は甜麺醤、豆板醤そのほか)がスープ状になってしまい、素材とうまく絡み合わないことになってしまいます。この状態でも丼飯にかければ回鍋肉丼などとごまかすこともできるのですが、気合を入れて作った本人としてはとても悲しいものがあります。

では、どうすればいいのか。事前に野菜の水分を取り去ってしまうこと、あるいは野菜から水分が出ないようにすること。このいずれかです。本格的な中華料理屋では野菜を事前に油通ししてしまいます。こうすると、野菜に火が通ると同時に油でコーティングされてしまい、調味料と出会っても、もはや水分は出てきません。あるいは、湯通しするという方法で事前に水分を抜いてしまうという方法もあるようですが、しかし効果のほどは疑問です。

一般家庭で可能な一番の方法としては「多めの油で炒める」ということになるでしょうか。ネット検索してみると、あらゆ回鍋肉のレシピが掲載されていはいるのですが、この点に言及したものはほとんどありません。

料理とは失敗です。

ご自分で料理を作られた方ならそう思うのではないでしょうか。しかし、多くの「レシピ」なるものにおいて、(特にCookpad等は人気のようですが)失敗の経験とその原因について言及したものは皆無です。これではいつまでたっても料理はうまくなりません。

皆が皆成功体験しか見たくないようです。

そろそろ何かに似てきましたね。ソフト開発も全く同じように思います。ともあれ、このケースでは失敗する原因はとても簡単なことであるのに、どういうわけかありとあらゆる「レシピ」にはそれが記述されていません。

物事を支配する根本原理を考えずに、手っ取り早く成果のみをとりたい、そのような浅はかさが失敗を生む。

と言ってはいいすぎでしょうか。どうにも書籍やネット上の「レシピ」なるものについて、常にこのような印象を持ってしまうのです。

さて、回鍋肉に話を戻します。標準的な回鍋肉の材料は、豚肉とキャベツとピーマン、それに各種調味料程度でしょう。レシピによっては、豚バラ肉の塊を買ってきて10分煮てから切るなどの凝ったものがありますが、そんなものは好きにすれば良い話です。肝心要の部分は、野菜の水分を出さないようにすること。これにつきます。それには、野菜に先のような措置を施した上に、食べる直前まで野菜と調味料を合わせないこと。これがコツです。

ソフトウェア事情もこれによく似ているのではないかと思っているのですが、まだまとまっていないものでこの話はまた今度。

コメント / トラックバック2件 これまでに »

  1. 1

    安村元一 発言,

    「商品スタッフⅡ」よりここのブログを拝見いたしました。
    ソフト開発には相当な苦労と労力が必要なことは想像していましたが、、、

    ここにたどり着いたのはOESを調べている過程でした。
    専用オーダリングシステムを利用していますが、サポート終了となり今後の機種を調べていますした。IPODを端末としたシステムを提供する会社が何社かありました。システムが低価格で組める様で今の私には魅力です。信頼できる(ブログの内容で)御社が「商品スタッフⅡ」と連動したシステムを開発していただけると、導入しやすいかと思いました。

    ブログの中にもありましたが、要望は簡単、実現は困難。
    確かにそおです、商売として魅了が無いでしょうか、勝手言いますが考えてください。
    文才が無く、醜い文ですがご容赦ください。

    • 2

      ysugimura 発言,

      安村さん

      オーダーエントリというと、お店のお客さんの前で使う端末ですよね。
      これ自体も工数はかかりますが、それ以上に本体側の工数が必要になるかと思います。
      商品スタッフIIの「売上」は、一度確定したら変更することはできません。ですから、オーダーを一時的にためこんでおくテーブルを新設し、お会計時にそれを売上にするといった仕組みが新たに必要となります。

      これを新たに作成するには、やはりそれなりのお金は必要になります。しかし、それ以上に、既にそのようなシステムが存在するのに、新たに作成する意義といいますか、他社に比較しての優位性がなければならないように思います。

      もちろん、他社製品はたとえオーダーエントリ部分が安くとも、様々な管理まで行うシステムを構成すると非常に高価になることは容易に想像できますが、私の方では現在のところよくわかりません。

      また、今後はお客様のメールアドレスを登録して、ポイントを発行し、さらに来店してもらう等の様々な工夫が必要になってくるかと思います。そういった総合的なシステムとしての将来を見据えていかなければならないかと思います。

      これらを弊社の力だけで行うことは不可能なんです。今年に入って様々な協力関係も築いてはきつつありますが、まだまだという感じです。

      ユーザ様の声はどしどし受け付けていますのでご意見は頂戴したいと思います。が、実現の可能性については現在のところ全くお約束できない状況になります。

      理想としては、そのようなお店にどんどん販売してくださる会社が、開発費も出してくれると良いのですが。ただその一方で、よほど信頼に足るところでないと組むことはできません。協力関係を築くにあたっての審査はかなり厳しくしています。詐欺まがいの連中も多いもので。


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